靴のトップリフト交換における工程とは
2024/11/15
靴のかかと部分に、取り付けられている部品を「トップリフト」と言います。
消耗しやすい部位であるため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
今回は、靴のトップリフト交換における工程について紹介します。
靴のトップリフト交換における工程
①古いトップリフトをはがす
傷が付いた古いトップリフトを、靴からはがします。
専用の工具もありますがない場合は、革包丁やマイナスドライバーなどで代用が可能です。
②やすりをかける
接着剤を落とすため、かかと部分にやすりをかけます。
ご自身で行う場合は、紙やすりを使用するとスムーズです。
③新しいトップリフトをつける
古い接着剤を取り除いた後は、新しいトップリフトの取り付けが必要です。
十分な量の接着剤を塗布し、はがれないようしっかり接着しなければなりません。
④圧迫・余分な縁の切り落とし
耐久性を向上させるため、トップリフト接着後に圧迫を行います。
その後、圧迫したことで余分な縁が出ていることがあるため、丁寧に切り落とします。
⑤釘打ち
「追い込み」と呼ばれる工具を使用し、ヒール釘をしっかり打ち込む作業です。
ヒールのくぎ打ちを行うことで、より強度が高まります。
⑥染色・仕上げ
トップリフトを靴の色に合わせて染色することで、見た目が整います。
側面を丁寧に磨くと、ツヤのあるきれいな仕上がりになります。
まとめ
靴のトップリフト交換における工程は、以下の通りです。
①古いトップリフトをはがす
②やすりをかける
③新しいトップリフトをつける
④圧迫・余分な縁の切り落とし
⑤釘打ち
⑥染色・仕上げ
神戸市で靴の修理を希望される方は『つばめファクトリー』へ、お任せください。
お品物に合わせて、最適な修理を提供いたします。